ゆい環境問題研究会

LED照明と蛍光灯の差

蛍光灯とLEDの違い

中学1年生の娘の花子が、部屋の蛍光灯が点滅しだして不調になったので取り替えてほしいという願いがあったのです。 
そこで父の私が勧めたのは近年、スッカリお馴染みになったLEDライトに交換することにし、今までの蛍光灯とLEDの違いについて話してやりました。


先ず蛍光灯は、現在、照明用として広く、一般的に使用されています。 
形は、庭で普通に使われている、サークル状の物から棒状の物、U字型の物もあり、小型の家庭用から大型のオフィス、事業所、工場等で照明器具としては、まだまだ主流を誇ってます。
因みに、照明用として昨今開発されたLED照明も、蛍光灯を代替するものとして実用化されています。 


特に、省エネルギー化と寿命が長いことから、今後、次第にその割合を増やしていく事が予想されます。 



蛍光灯の原理

照明用としての蛍光灯の原理は、蛍光物質が塗布してあるガラス管と、両端に取り付けられた電極、更に、管内には水銀蒸気(水銀元素)とアルゴンガス・クリプトン・ネオンなどの不活性ガスの混合気体を充填してあります。

これら三つの要素で構成されているものに、電流を流すと加熱されて放電が始まり、放電によって流れた電子が封入されている水銀元素と衝突し、エネルギーを受けて紫外線を発生させ、ガラス管内に塗布されている蛍光物質に照射されて明るさが発生する仕組みです。



LEDの基本的な仕組み

一方、LEDの仕組みは、2つの半導体(導体と絶縁体の中間でP型とN型、 LEDチップ)に電圧をかけると電子が動き出し、移動中に出合ったの電子がPとNで再結合(合体)してエネルギーを出します。

その時に放出する余分なエネルギーが光として見えているのです。 


この時、LEDチップの種類によって、色が変わるとされています。

蛍光灯は白熱灯と比べると同じ明るさでも消費電力を低く抑えられ、消費したエネルギーの光への変換比率は、非常に優れています。 

更に、消費電力が少なく省スペースで長寿命と言われるLEDランプのLEDとはLight Emitting Diodeの頭文字で、発光ダイオード、つまり発光する半導体のことになります。



LEDと人感センサー

以上のように、最近の照明器具としては消費電力の少ないLEDライトが、価格的にも次第に安くなってきて一般家庭でも主流になりつつありますが、更に、LEDライトが人感センサー付きのランプまで開発されて必要なときにだけ点いて、不必要なときには消えるという商品まで出回るようになりました。 
つまり、更にLEDライトは省エネ機構が一段とアップしたのです。 

更に、LEDは光ばかりでなくセンサー的な役目もあるのですね、人感センサーといって主な原理は、「赤外線センサー」という半導体を使っています。 

人の熱(赤外線をはなつ)を感知した時だけ機器を動かしたり、光ったりする仕組みになっていて、電気のつけっぱなしや切り忘れを防止して節電したり、怪しい人に反応して照明で威嚇したりカメラで録画したりと、今では色々な種類の電化製品とLEDが組み合わさって利用されているのです。