危機感を煽り過ぎる地球温暖化
地球温暖化と言われて久しいが、今や地球上のどこでも当たり前のように発生する異常気象や自然災害が全て、地球温暖化が原因であると決めつけられており、疑いの余地は無いかのように報じられている。二酸化炭素の急激な増加やオゾン層の破壊など、枚挙に暇がないほど、その根拠が専門家の間から叫ばれており、地球が破滅するかのような危機感を全世界のマスコミもあおりにあおっている。
科学者の中でも様々な学説が取りざたされ、真実が何かを明確にできないでいる状態が続いており、その多くは利害関係から莫大な利益を生む一つの材料として利用されている点も実際ある。
人々は少し地球温暖化について、冷静に考えてみる必要があるだろう。
» 地球温暖化は嘘である
2008年の気象
世界気象機関によると、2008年は過去5年で最も気温が低くなるという見通しをロイター通信が発表している。夏の気温は例年通り確かに高温であるが、一年を通した平均的な気温は過去5年間で最低であり、 北海道の下川町ではマイナス20.9°を観測し、美瑛町ではマイナス20.8°を観測した。
11月中に北海道で-20°以下の気温を観測したのは1988年以来で20年ぶりのことであった。
事実として、2008年は200日にもわたり太陽の黒点が観測されておらず、太陽風はここ50年で最低のレベルまで落ちているとされている。
様々な学説に翻弄される
気象学の事実として、世界中の気温の統計を見てみると、年々徐々に最高気温が上昇していることは確認できる。それと同時に例を見ないほど低い最低気温も観測されていることも事実である。
しかし、その原因となると、一筋縄ではいかず、様々な要因が絡み合って発生している事象であることは、素人ながら理解できる。
それでも、この地球上の気温が未来永劫上昇し続けるのかと言う点については、疑わざるを得ない。
なぜなら、地球が誕生してから、現在までの長期的な学説では、地球の気温はかなりの長期間に渡って上下を大きく繰り返していることも周知されているからだ。
一説には、あれほど隆盛を誇っていた巨大生物である様々な恐竜が生き残れなかった要因の一つに地球の氷河期があったとされる点である。
流石の最大の肉食獣でも、気温の寒冷化には生き残れなかったということである。
科学的な学説も今だ不明確である
一時的な短期間に気温の上昇が認められても、それを上回る長期的な視点から見れば、現代は、地球寒冷化への道をたどっているという考え方も出来る。この10年20年ではなく、何百年何千年の幅で見てみると、確実に地球は冷える方向に進んでいるということだろう。
地球寒冷化の根拠
地球は寒冷化に向かっているという研究結果も数多く存在する。 アメリカ大気研究センターの物理学者 Mausumi Dikpati(マウスミ・ディクパティ)氏によると、太陽表面のプラズマの流れが過去に観測されたことがないゆっくりとした速度まで低下していると発表している。プラズマは太陽の表面化を秒速1メートルというスピードで、太陽の深さ20万 km までの範囲を対流しているしているとされている。
この観測結果から、地球はさらに温暖化というよりも、これから寒冷期に向かうと言う方が正しいのではないかというのが地球寒冷化の根拠である。
地球上に発生する様々な事象のほとんどは、太陽からのエネルギーが関係している。
事実は人間には分からない
もちろん、地球自身で持っている内部エネルギーも無視はできないにしても、太陽からの恩恵は絶大である。そのエネルギー収支を計算すれば、大まかな地球温暖化か寒冷化の予測はつくのかもしれないが、現在の地球では、いくら地震学が発達しても、発生することは予測できても、いつ発生するかを確定することは出来ないでいるため、どうなるかは不明だ。
自然は戦う相手ではなく、受け入れる相手である。
つまり、アカデミックの世界でも判断は容易ではないのだ。SDGsという考え方が提唱されて、二酸化炭素排出を抑えようという試みを勧めている。
全く無駄だと言うことは無いと思うが、何かに踊らされている気がしてならない。
短期的な地球温暖化や長期的な地球寒冷化が、事実としてあるならば、原因を突き詰めることも重要であるが、何かの入れ知恵で本末転倒なことをさせられていて気づかないのだとしたら、とても不幸なことである。
合理主義に走り過ぎるのではなく、自然を相手に生きていく限りは、まず、自然を理解することから始めるべきである。
自然を相手に戦うのではなく、受け入れながら、どう人類は生き残っていくかを世界中の人々と共有すべきである。