ごみ拾いボランティアから見る環境問題
ごみ拾いをするようになったきっかけ
私は現在定期的に、ごみ拾いボランティアに参加するようにしている。これは、ある時高齢の方とカラオケに行った時のこと。
その方はお客様だったのだが、カラオケ一緒に行くか?と誘われ、ついていくことにした。
そこは所謂カラオケスナックで、周りの方も70~80代の方ばかり。
歌われている曲も全て演歌で、聞いたことが無いものだったのだが、せっかく来たので全力で歌ってやろう!と決めて、ゆずの栄光の架け橋を熱唱してみた。
すると、ある男性から声をかけられ、ありがとう!若い人から元気もらったよ!と握手を求められた。
私はこの経験から、自分でも何か人に役に立つことができるのではないかと思い、ボランティアができる場を探し、駅前でのごみ拾いに参加するようになった。
やってみると気づくごみの多さ
1時間も落ちているごみを拾っていくと、大きめのビニール袋が一杯になる。その中でも、一番多いごみがタバコの吸い殻だ。
私も昔タバコを吸っていた時、無意識にポイ捨てしていた。
良くないことだと分かりつつも、捨ててしまうものなのだ。
ただ、拾う側になって初めて、ポイ捨てする人がいかに多いか気づかされたし、それから自分の行動も随分改められたと思う。
海で沢山落ちているもの
駅前だけでなく、海岸のごみ拾いも経験したことがある。海に落ちているごみで、一番多いものはプラスチック片だ。
大きいものから小さいものまで様々。
これを魚が食べて死んでしまったり、またその魚を我々が食べているのかと思うと、人間にも確かに跳ね返ってくる問題だと思う。
そういった意味で、現在プラスチック製のストローやレジ袋が、紙製や自然に還る素材で作られはじめている取り組みは、ものすごく意味のあることだと思う。
ごみ拾いのすすめ
私は多くの方に、ごみ拾いをおすすめしたい。朝から気持ちがスッキリするし、何より環境問題が身近に感じられるようになる。
普段ニュースで報道されていることは、我々の近くで起こっていることなのだ。
環境について、みんなが一人ひとりの問題として考えられるようになる世の中になって欲しいと思う。