ゆい環境問題研究会

リサイクルがもっとスムーズにできる理想の社会


今のシステムには限界がある

地球規模の環境問題が各国の政府間や民間団体などで話し合われる昨今。
規制をしたり環境にやさしい商品が造られたり、デモが行われたり学校などで意識改革が行われているものの、資本主義社会で環境問題に取り組むのは限界がある。
現在の環境問題対策ではシステムに限界があり、誰もが積極的に関わりたいと思えるものが少ないからである。
ここでは、環境問題の中でリサイクルについて取り上げて考察する。

リサイクルの問題点

リサイクルの問題点として、リサイクル品の回収費用や機械投資、人件費など、新品を製造するよりもコストがかかりすぎ、利益があまり得られないことがあげられる。

国からの助成金などが無ければ取り組むことが難しいのだ。

「国債発行してはいけない」という、今の資本主義社会を否定したり抑制するような自主規制が多いことから、国が企業を説得しなければならず、取り組みに消極的な国が多いことも理由の一つとして考えられるだろう。

将来に向けた解決策

各国家で規制を作り、本気で取り組むのならば、規制は楽しく前向きに進められるようなものを決めた方が効果が出やすいだろう。
リサイクルのためのゴミの分別を徹底している国は増えてきているものの、世界的にみるとなかなか徹底できていないのが現状である。
これは、分別することで各個人や企業が得する仕組みになっていないからである。
例えば規定の量のプラスチック製品(ペットボトルなど)をメーカーに子どもが持って行くと、数週間後にはおもちゃになって子どもの元に戻ってくる、と言うような「目に見えて」「得する」システムがあるともっと積極的に行動するようになるように思う。
また、食べ物の廃棄問題にしても、ゴミ箱にそのまま捨てるのではなく市役所などで畑を共有し、廃棄された食べ物を肥料としてリサイクル。
できた食物は被災地に送られたり貧困対策で使われるなど、世の中に還元されて環境にもやさしいリサイクル方法がもっと議論されるといいように思う。

まとめ

リサイクルをすることで得をするシステムに切り替えていくには、どうしても初期投資にかかる時間やコスト、意識改革が必要になってきてしまう。
しかし最初の段階で、地球環境問題が解決されるだけではなく、みんなが得するシステムがしっかり考えられていれば、その後はスムーズに運営されていくことだろう。